コラム

帝京平成大学 個人情報漏洩に関する件(改訂,追記あり)

のほほんとイイ感じに日曜日の午後を過ごしていたところ、当サイトの問い合わせフォームを通じて、1通の情報が寄せられました。

その件を、情報が寄せられたのだというその事実を、私の周りにいらっしゃる個人のキャリア形成支援に携わる、主にキャリアコンサルタントもしくはその卵のみなさんと共有したいと感じ、定点観測とは異なるイレギュラーなタイミングで記事化を試みます。

もし1㍉でも共感できる部分がありましたら、可能な範囲で共有と拡散をお願いします。

情報源,情報の信憑性など、いずれも現時点で確認は取れていません。
あくまでも当サイト(中の人)の責任においての記述になります。あらかじめご了承ください。

毎週土曜日朝イチにお送りする「定点観測」記事にて、2週に渡り取り上げてきた個人情報の裏紙漏洩事件。ことの発端となった帝京平成大学での情報漏洩事件に関して、同学の学生を名乗る方から、問い合わせフォームを通じてアクセスがありました。

内容としては、ことの経緯,該当するカウンセラーの個人名やその家族の個人名、さらには関わりが疑われる可能性のある学校法人や企業などの名前(複数かつまだ表に出ていない)が書き込まれています。

定点観測の元記事はこちら:
<2023年8月18日(金)付>
■帝京平成大学キャリアカウンセリング手書きメモ漏洩事件
<2023年8月25日(金)付>
■JAL,明海大学でも裏紙漏洩の可能性が…

それらの情報の一部は、私(cccafeの中の人)自身がネット上の情報(新聞社やその他の発信者が明らかな情報,匿名掲示板の情報など)を通じて得ていた情報と同一であり、それなりに信憑性があるものと感じます。しかし、ことと次第によっては、今後刑事事件に発展する可能性がありうる事件であり、さらには現時点ではひとつひとつの事実の確認も取れていないため、それらの具体的な個人名,組織団体名などの公表はひとまず控えさせていただきます。

寄せられた情報を要約しますと

・自分(たち)が帝京平成大学の学生であること
・カウンセラーの個人名や家族の個人名
・事件のおおよその経緯
・拾得者などから入手した裏紙の内容や枚数
・大学から謝罪を得たこと
・カウンセラー個人は表に出てきていないこと
・現在までに公になっていない組織団体名(複数)

が書かれています。
第三者の私が知っている(知ることが出来ている)情報に加えて、関係者でなければ知らないであろう情報が含まれています。

なによりも、たいしてアクセス数のあるX(旧twitter)アカウントでもない、たいしてアクセス数のある記事(ブログ)でもないにも関わらず、見つけ出してご連絡をいただいたことに驚きを感じると同時に、情報提供者の強い憤りと、それ以上の心の痛みを感じました。そして、お寄せいただいた事と次第の全てを詳らかにすることは出来なくとも、お寄せいただいたという事実に関しては、少なくとも私の出来る範囲で報告する義務があると感じました。

私(当サイト,当記事)のスタンスは、この件を引き起こした個人や、個人の行動を批判,断罪するものではなく、それらの行動やその結果がもたらしたことを元に、同じく個人のキャリアに接する者(たち)としてどうあるべきかを問うことにあります。
※※※あえて申し上げるのであれば、それを当サイトの流儀に基づいてやわらかく記事化したり、やわらかくXにポストすることです。※※※
どうかその点に関しては、正しくご理解いただきますよう心からお願いします。

たとえ今後、当該キャリアアドバイザー本人から謝罪を得たとしても、さらになんらかの賠償を仮に得たとしても、個人が大切にするもの,個人が信じてきたものが蔑ろにされたことについて、今回被害にあわれたみなさんは、恐らく納得が出来るものではないと感じます。

個人のキャリア形成支援に関わる者は、個人の思いを、今この瞬間だけではなく、これから先に至るであろう思いも含めて、しっかりと受け止め、しっかりと見据えて行動する必要があると強く認識しました。

どうか他山の石とするべく、
どうか人の振り見て我が振りを直す機会とするべく、
自分自身の日々の行動や考え方を見直す行動を起こしてください。
今すぐ。

当件に関して新たな情報が分かりましたら、週末の定点観測はもちろん、イレギュラーなコラム,X(旧twitter)のポスト(ツイート)などを通じて、やわらかくお知らせします。

最後になりますが、今事件の被害にあわれたみなさまに対して、相談記録という個人が秘めたる心の内なる想いや叫びなどあらゆる感情、さらに個人情報その他が漏洩されてしまったこと、ご心痛をお察しします。

<<2023年08月28日04:00 追記>>
上記の記事を読んだ関係者(最初の連絡と同一人物)から改めてメールをいただきました。
個人名,組織団体名などが記載されているため、そのまま全文を引用することは出来ませんが、部分的に修正その他を加えたものを引用させていただきます。

拝読しました。本当にありがとうございます。
今複数の新聞記者が取材にあたっています。
私たちはそんなに偏差値が高くないのもあって、こういう事件が出た時にも
「Fランだから個人情報が漏れてもいい」などと心無い言葉がネット上に溢れていました。
(中略)私たち学生のことなんかそれこそ裏紙扱いしていたと思うと悔しくてなりません。

涙が溢れました。
これからさらに事実の解明が進み、今はまだ名前が出ていない組織や団体においても事が明るみに出れば、複数のメディアに取り上げられることになり、より一層の心のない,口さがない意見に接することになるでしょう。
そんなことは恐らく分かっている。
それでもこのまま終わるわけにはいかない、終わらせてはならないという強い思い。
少し美化しすぎかもしれませんが、風に立つライオンの姿が思い浮かびました…。

キャリア領域の支援者として、自分に出来ることはなにか。
深く考えさせられる夜です。

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