コラム

「Kakedas(カケダス)」の事業説明会へ行ってきた!【2019年11月29日(金)】

 

と言うわけで本日2019年11月29日(金)、「Kakedas(カケダス)」の事業説明会に行ってきました。

そして代表者の渋川駿伍さんに話を聞いてきました。

 

結論から先に言います。

 

・今すぐ事前登録しよう!

・説明会に参加しよう!

・都合がつくならオフラインを強く推奨!

 

※ご注意:
筆者はKakedas事業ならびに同事業の提供者である株式会社 noFRAME schoolsとは一切関わりがありません。当エントリー(ブログ)に記述されている内容は、説明会を通じて同事業に触れた1人のキャリアコンサルタント有資格者としての個人的な意見です。その旨あらかじめご了承ください。

※ご注意その2:
これから同事業の説明会を受ける方にとっては、ただのネタバレになってしまうかもしれません。あらかじめ概要を知っておくことで、さらに一歩踏み込んだ質問やサジェスチョンをすることが出来、より良いサービスへと成長する糧になる。延いてはキャリアコンサルタントの未来が明るくなると言うことでご容赦ください。

 

つい数日前のことですが、twitterのタイムラインに1通のツイートが流れてきました。
お急ぎの方は↓の本論へgogo!

 

リンク先のプレスリリースへと飛び、

そこからさらに飛んで事前登録用の仮サイトを読んだ限りでは

キャリアコンサルタントと企業内で働きながら

「キャリアコンサルティングを受けてみたい」
「相談したい」

と思っている個人を繋げるWebサービス始めます!

と言ってるように見える。

「個人とキャリアコンサルタントを結ぶ『C to C』のサービスは先行するものがあるけれども、『B to C』(正確にはちょっと違うけど)のサービスは初めてな気がする…」

と言うわけで、早速リンクを踏んで事前登録フォームへ飛び、登録。

その翌日に

「Kakedasは、国家資格コンサルタントと企業の中で相談したい人を繋げるプラットフォームです」

と言うKakedasへようこそメールと共に説明会の日程調整をするフォームへのリンクが届きました。

 

説明会は対面か、もしくはオンラインかで、選ぶことができます。
○対面での説明会を希望する(東京都渋谷区恵比寿ガーデンプレイスタワー27階にて)
○オンラインでの説明会を希望する

 

とあり、オンラインもいいけれど、せっかくだからオフラインでしか感じられない何かを感じるために行ってみようと思い、日程を選択してフォームを閉じました。

今週末の2019年11月30日(土)の夕刻から「C to C」型の新サービス(「CAREERICA(キャリアリカ)」)の説明会も予定されているため、その前日か同日の昼に聞けたらいい塩梅だとか思っていたのですが、一向に連絡は来ず、こりゃ今週末はボツだなと思っていた昨夜(開催前日)の22時過ぎに

 

「明日、12月29日開催の説明会の流れを紹介させていただきます。」(ママ)

 

と言うツッコミどころ満載なメールが着信し、ちょ、マジ?とか思ったのですが、華の金曜日にも関わらず何の予定もなかったので即返信して日程が確定。

説明会当日。

開催1時間前の17:30には会場の恵比寿ガーデンプレイスタワーに着いてしまい、仲睦まじく写真を撮るアベック(氏語)や最高の映え角度を狙うインスタグラマーに紛れて写真を撮り、意味不明なツイートをとりあえずアップしてみました。

そうこうするうちに時刻は18:15。

まだ少し早いかなと思いましたが、説明会会場となっている恵比寿ガーデンプレイスタワー27階のシェアオフィスCOEBIに向かいました。

音もなく加速するエレベーターで27階へ着いたのですが、入口がどこか分からない。

仕方なく廊下をうろうろしてみたら、ガラスの向こうに「COEBI」のロゴが…見えるのですがやはり入口がない。

※よくあるシェアオフィスのようにおしゃれな受付があったり、または田舎モン判別器のようなキラキラな入口が来客を待ち構えるタイプではなく、防火扉のような無粋で無骨な鉄の壁にスマホをかざすタイプのセキュリティBOXが付いているだけだったので、そこが入口とは確信が持てず立ち尽くしていました。

 

時間:18:30~19:30
場所:東京都渋谷区恵比寿ガーデンプレイスタワー27階COEBI内(27階に到着しましたら、お迎えにあがります)

 

 

これみよがしな呼び出し用の内線電話があるでもなく、ドンと受付エリアが待ち構えているでもない。

さてどうしたものかメールでもするかと思っていたら、廊下の角を曲がって現われた男性が

 

男性「あっ、あの、もしかして、Kakedasの説明会の方、ですか?」

僕「あ、そうです」

男性「うわ、僕、渋川です! ようこそお越しくださいました!」

 

と言うことで、お手洗いから戻ってきたと思しき渋川代表に出会して、都心のビル内で遭難するというまさかの不名誉から免れることができました。

 

渋川代表「スミマセン! 少々お待ちください!」

 

と防火扉の中に消えていき、そして再び廊下に取り残されました。

何人かの出入りを見送りながら待っていると、中から渋川代表が再登場しました。

 

お!ちゃんと上着を羽織ってる。

 

恵比寿のシャレ乙なシェアオフィスで仕事をしているビジネスパーソンですから、それはもうみなさん自由な服装でいらっしゃるわけです。

最初に廊下で会った渋川代表も、そんじょそこらにいる街中の大学生となんら変わりのない格好で、だからと言って別に何かの違和感や不快感を感じていたわけではありませんでしたが、客を迎えるにあたり改めて上着を羽織って出て来たのを見て、

 

「学ぶべきことをちゃんと学んできている方だ」

 

と直感しました。

 

「オッサン ウゼーよ」

 

と言いたくなる方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、でも大事なことだと、とても大事なことだと僕は感じるのです。

そしてその後、プレゼンテーションが終わるまで1時間30分ほど同じ空間でご一緒しましたが、その時に感じた通り、最後まで礼儀正しく、そしてとても謙虚で、

でも今まさに立ち上がらんとする自らの事業に対しては極めて前向きで意欲的な姿勢を見ることが出来たのはオフラインで会ったからこそであり、つまりはあえてこちらを選んだ自分を褒めたいと思います(いや褒めるのはお前じゃなくね)。

 

本論のKakedas事業説明会はここから!

 

大変長らくお待たせしました。

ブログ書くのが久々すぎて、お作法を完全に忘れています。

既に90%の方は離脱されているものと推察されます。本当にスミマセン。

 

シェアオフィス内のミーティングスペースにある6~8人掛けのソファに、Kakedas側からは渋川代表とエンジニアの礒井さんの2名が、そして僕たちキャリアコンサルタント3名が対面に座り、Kakedasの事業内容のプレゼンテーションを受けました。

※エンジニアの礒井さんは「サーバー側のエンジニアになります。よろしくお願いします」と最初に自己紹介をされただけで後は沈黙を保ちましたが、渋川代表と同様に礼儀正しく、僕たちのヨタ話にも熱心に耳を傾け、寡黙ではありましたが大変に心地よい方でした。名刺を見直したら「コミュニケーションデザイン室長」になってました。

 

まず最初に僕たち3人がKakedasを知った経緯をそれぞれ聞き、その後に

 

1年半ほど前に「株式会社 noFRAME schools」を立ち上げたこと

「人生の主人公を増やす。」をビジョンに掲げたこと

なるほど!
渋川代表のツイートにあった文言はここから来ていたわけですか。

教育系,学習系の事業をいくつか立ち上げたこと

今年4月からKakedasの開発に取り組んだこと

4日前の11月25日にα版が完成してプレスリリースしたこと

 

などなどを簡潔に説明してくださり、その後はMacBookの画面を見ながら事業内容のプレゼンテーションを受けました。

その中から、キャリアコンサルタントとして興味を持つだろうと思われるポイントを、ピックアップしてご紹介します。

 

個人にキャリアコンサルティングのニーズは間違いなく存在しているが、誰にどうやって相談すればいいのかが分からない

キャリコンサーチをはじめ、キャリアコンサルタントと個人を繋ぐ仕組みやサービスは既に複数存在はしている

個人がなんとかそこまで辿り着けたとしても、キャリアコンサルタントを選ぶ基準が分からない

簡単な性格診断テストを受けることにより、もっとも適していると考えられるキャリアコンサルタントを独自のアルゴリズムにより提案する

これらを個人向けではなく、企業の福利厚生のサービスメニューのひとつとして展開してもらう

企業は定額を支払うことによりサービスを受けられる

例:月額○○万円で、合計□□時間までのキャリアコンサルティングを受けることが出来る
例:好評であれば増額増枠し、不評または利用がなければ減額減枠または解約するイメージ

キャリアコンサルティングの実施後に、キャリアコンサルタントは10項目程度の設問(5段階評価で回答)に対してレポートする

例:悩んでいるか
例:職場に満足しているか
例:転職する可能性があるか(後述) などなど

キャリアコンサルティングを受けた個人も、コンサルタント(およびKakedasシステム)に対してレビューを送ることが出来る

例:またキャリアコンサルティングを受けたいか
例:同じコンサルタントから受けたいか
例:親身になって聞いてくれたか などなど

個人が特定できないよう(キャリアコンサルタントの守秘義務にも抵触しないよう)配慮して、個人が抱える問題点の傾向や、企業や事業所に内在しているかもしれない問題点の傾向などをレポートやレビューから抽出し、企業へ報告する

 

そして、みなさんが一番興味を持っているであろうことを

 

キャリアコンサルタントへの報酬は1人あたり3,000円/時間

 

この金額をどう受け止めるかは、それぞれのキャリアコンサルタントによって異なると感じます。

 

正直な話になりますが、あくまでも僕個人の話としては、普段お請けしているキャリアコンサルティングの報酬をかなり下回る金額設定です。

では「興味なしでFA」(ファイナルアンサー)でしょうか?

 

説明会の話を聞いて想像する限り、今回Kakedasが対象としている企業は、恐らくフツーに営業をかけようとしても門前払いがデフォと思われる級の大企業と思われ、

そんな企業へ

・営業活動をする必要もなく
・与信を問われる必要もなく
・面倒な契約書を個別に巻く必要もなく
・請求書を発送する必要もなく

マッチングされた個人とアポイントを取り、キャリアコンサルティングするだけでチャリンチャリンと入金されるのだとすればどうでしょうか。

 

少なくとも、つい2週間ほど前にプチ炎上しかかった某転職フェアのアドバイザー謝礼500円事件よりははるかにマトモだし、

 

これに憤っていたキャリアコンサルタントは、当然みんな事前登録してますよね?

 

ね?

 

とか思って尋ねてみたら

事前登録者は現時点で200名強

 

あ゛?

 

2019年10月末現在で47,178名いるキャリアコンサルタントの0.5%未満ですと?

既に500人ぐらいはいるんじゃね?とか思っていたのですが、全然でした。

きっとまだ情報が届いていないのでしょう。もしくは黒ヤギさんたら読まずに食べたのかも。そうだ。そうに違いありません。

 

ちなみに渋川代表は、12月中旬から開始する予定の実際のマッチングの検証には、キャリアコンサルタントの登録は50名ほどあればいいと考えていたとのことで、その意味においては充分な手応えを感じている様子でした。

 

それ以外にも色々とお聞きしてきた中で感じたことをひとつ。

キャリアコンサルティングを実施する方法や場所(対面かオンラインかも含めて),時間などに関しては、個人とキャリアコンサルタント間で直接メールなどで決める

例えば対面で実施する場合の一例として、いわゆるカフェなどで行なうことを挙げていました。

 

僕は、あくまでも個人的な思いとして、クライエントの秘密を守ることが出来ない場所※でキャリアコンサルティングを行なうことを是としていません

※オープンなカフェとかファミレスとか…

初対面のキャリアコンサルタントといきなり個室は…と言う抵抗感から、オープンな場所を希望されることがあることは充分に理解しています。

 

大学4年生や若手のビジネスパーソンが先輩風を吹かせながら、マクドナルドで後輩の3年生に就活をドヤる程度の話ならまだしも、ビジネスの仕組みとして本当にそれでいいのでしょうか。

キャリアコンサルティングを受けるのは個人だとしても、あくまでも企業経由の案件ですから、出来れば「就業時間中に社内の適切な場所で」と感じるのですが、

・従業員に義務として使ってもらうケース

・従業員の好き嫌い(やりたい/やりたくない)で使ってもらうケース

など様々な組み合わせが考えられるだけに、Kakedas側として一様には決めつけかねるご様子。

確かに。それはその通りです。

 

そして先ほど「キャリアコンサルタントが上げるレポート」の中に挙げた

「転職する可能性…」

という項目に関しては、僕を含めたキャリアコンサルタント3名全員から、項目以前にその単語(転職)の取り扱いには充分な検討が必要ではないかという意見が出ました。

 

いずれにせよ、今はまだα版です。

ここからβ版を経てローンチするまでの間には、まだひと山もふた山もあることでしょう。

そのために様々な角度から様々な検証を加える必要がありますし、それらの検証には企業と個人、そしてキャリアコンサルタントの参加および協力が必要になる、と僕なりに理解しました。

 

ちなみにここまで話しておいて、今さら言います。

代表者の渋川駿伍さん。

https://www.wantedly.com/users/27481122

>1998年生まれの21歳。

マジか…僕が11年間勤めた会社を辞めて初めて転職した年じゃん(号泣)。

しかし、そんな年齢なんて微塵も感じさせないぐらい自分の考えを自分の言葉でしっかりと話す、若くて熱くて将来が楽しみなアントレプレナーでした。

キャリアコンサルタントと企業、そしてそこで働く個人を繋ぐ事業を立ち上げようと汗を流す渋川代表とそのチームに、是非ぜひ直接話を伺ってみてください。

そしてキャリアコンサルタントとして思うところを、意見を、直接伝えてください。

Kakedasが良いサービスに育ってくれたら、僕たちキャリアコンサルタントの可能性は間違いなく広がります。

下記の事前登録サイトからのご応募をお薦めします。

 

Kakedas
キャリアコンサルタント向け
企業内コンサルティングマッチングサービス
https://lp.kakedas.ooo/

 

ちなみに2019年12月21日(土)に、キャリアコンサルタントの事前登録者を集めたキックオフパーティ(という意味合いの会)の開催を予定されているとのこと。

「お、おう」と一旦は躊躇してみせざるを得ない微妙な日付けではありますが、同サービスにご興味のある方は今からスケジュールの確保を。

 

最後に、今回の説明会でひとつだけ、僕がどうしても納得いかなかったことを申し上げて、当報告の締めとさせていただきます。

テーブル上にポップコーンがありませんでした。

あの「マツコの知らない世界」に「ポップコーンの世界」の紹介者として出演した経験を持つ日本ポップコーン協会会長の渋川代表なら、当然ポップコーン山積みで迎えてくれるに違いないと思うじゃないですか?

そして、何がくやしいかと言えば、ここで書くことによって次の説明会からはポップコーンが待っているんじゃないかと言うこと。俺のポップコーン!(号泣)

 

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