第10回キャリアコンサルタント試験
実技面接試験(日本キャリア開発協会分)終了
おつかれさまでした!
2018年12月1日(土)2日(日)の2日間、第10回キャリアコンサルタント試験の実技面接試験(日本キャリア開発協会管轄分)が全国で実施されました。
受験生のみなさん、お疲れさまでした!
手応えはいかがでしたか。最後まで気を抜かず、口頭試問まで全力で走り抜けられましたか。
絶対的な正解というものが存在しない中で、今日のロールプレイを、口頭試問をどのように振り返り、今後にどのように活かしていくか。
今日ぐらいはゆっくり過ごしたい。
いやいや鉄は熱いうちに。
資格の有無にかかわらず、キャリアコンサルタントとしてのあり方を既に求められているのかもしれませんね。
合格基準
実技試験の合格基準は若干複雑な構成になっています。
先週行なわれた実技試験(論述)との合計で、150点満点中90点以上得点することが合格基準となっていますが、実技試験(論述)が満点(50点)の40%以上取れていないと実技試験(面接)がどれほど良い結果であっても不合格になってしまいます。
そして、実技試験(面接)に関しては、評価区分の中の
・主訴・問題の把握
・具体的展開
・傾聴
のいずれの評価区分においても満点の40%以上の得点が必要となっています。ひとつでも40%未満の評価区分があってはならない、ということです。
極端な例としましては、「主訴・問題の把握」と「具体的展開」に関してはいずれも満点で、総合計点が90点以上あったとしても、極端に「傾聴」が出来ていないと判断されていたら(満点の40%を取れていなければ)、実技試験(面接)に関しては不合格と見なされてしまうのです。
そこに救済措置はありません。たとえ先週末の実技試験(論述)が満点であったとしても、です。
15分間のロールプレイの中で、基本中の基本であるこの3つの姿勢をしっかりと見せること。
「ちゃんとやれてるからかまわないでしょ?」
と思われるかもしれませんが、これが試験である以上、採点をしている試験官に出来ていることを印象づける必要があります。
そしてロールプレイの終了後、瞬時に自らの立ち振る舞いを頭の中でロールバックして、もし3つの姿勢で足りていないところがあったと感じたならば、その旨を口頭試問の中でうまく面接官へフィードバックする。
人と人(クライエント役とキャリアコンサルタント)のやりとりの中でロールプレイは進みますから、ちょっとした切っ掛けで思わぬ方向へと会話が展開してしまい、わずか15分間では修復しきれない場合はあり得ます。
出来ていなかった、足りていなかったということが正しく把握できていて、その原因や理由、そしてどうすべきであったのかということがしっかりと答えられたなら、合格への可能性は決して閉ざされません。
最後まで諦めずにがんばってください。
実技試験(面接)キャリアコンサルティング協議会分
第10回キャリアコンサルタント試験ですが、残るはキャリアコンサルティング協議会分の実技試験(面接)のみとなりました。
実施日は来週末の2018年12月8日(土)9日(日)の2日間です。
合格発表
合格発表は年明けの2019年1月8日(火)の予定です。
キャリアコンサルティング協議会の受験案内には「Web上では午前10時から」と明記されています。
※日本キャリア開発協会の受験案内には、発表時刻の表示はありません。
清々しい気分で合格発表の日を迎えられるよう、実技試験(面接)までの残りあと1週間、気の早い忘年会などの誘惑に負けずにラストスパートをがんばってください。よい結果が出るよう心から祈っています!