第10回キャリアコンサルタント試験の試験問題(学科・実技論述分)と正答が掲載されました
昨日2018年11月25日(日)に第10回キャリアコンサルタント試験が全国で実施され、
・学科試験問題
・学科試験正答
・実技試験(論述)問題
が登録試験機関であるキャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会の両公式サイトに掲載されました。
キャリアコンサルティング協議会 過去問題 第10回
https://www.career-shiken.org/past.html#contents02
日本キャリア開発協会 過去問題 第10回
https://www.jcda-careerex.org/past.html
学科試験
学科試験の問題はキャリアコンサルティング協議会、日本キャリア開発協会ともに共通のもので、両団体のWebサイトにも同じ試験問題と同じ正答が掲載されています。
これからキャリアコンサルタントを目指す方なら、第10回の筆記試験問題をダウンロードしてチャレンジしてみましょう。現状のまま、不勉強のままでかまいません。筆記試験を一度経験してみることで一体どんな傾向の問題なのか、生半可な知識で歯が立つのか立たないのかなどが分かり、合格までのリアルなイメージを持つことが出来ると思います。
また既にキャリアコンサルタント試験に合格して資格を取得されている方も、最近の統計や法令などに基づいた問題が正しく解けるかなど、キャリアコンサルディングに関する知識の確認の意味を込めてトライされることをお薦めします。
実技試験(論述)
実技試験(論述)の内容は、両団体で異なったものになっています。
今回のキャリアコンサルティング協議会の事例における相談者は58歳の男性。2年後に迎える定年とその後のことについて不安を感じ、キャリアコンサルタントに相談に来たという設定です。
それに対して日本キャリア開発協会の事例の相談者は23歳の女性。高等学校の教員となって1年目の相談者が、教師に向かないのではないかという思いを抱えてキャリアコンサルタントに相談へ来たという設定です。
類似事例の経験の有無とは関係なく、キャリアコンサルティングの面談実務に関わる基本的な知識があれば答えることが出来る問題ではありますが、社会人や実務などの中で類似した経験があるかないか、さらには得意とする領域か否かなどの運不運はあるかもしれません。
合格基準
学科試験の合格基準は「100点満点で70点以上の得点」となっていて、出題50問中35問以上の正解が必要です。
実技試験(論述)に関しましては若干複雑になっています。
後日行なわれる実技試験(面接)との合計で90点以上(150点満点)得点することが合格基準になっていますが、実技試験(論述)が満点の40%以上取っていないと実技試験(面接)がどれほど良い結果であっても不合格になってしまいます。
実技試験(論述)は、キャリアコンサルティング協議会、日本キャリア開発協会の両団体とも正答は発表されません。最低限の40点以上取れていれば大丈夫、いや40点なら間違いなく取れているはずだとよい意味で開き直り、間もなく実施される実技試験(面接)へ気持ちを集中させて、準備を怠らないようになさってください。
キャリアコンサルティング協議会 受検案内>試験形式
https://www.career-shiken.org/about.html#contents01-2
日本キャリア開発協会 試験要項>試験区分/出題形式
https://www.jcda-careerex.org/information/requirements.html#questions
実技試験(面接)
キャリアコンサルティング協議会分は2018年12月8日(土)9日(日)に、日本キャリア開発協会分は12月1日(土)2日(日)に実施されます。
試験機関によって実技試験の日付が異なりますので、周りの受験者やSNS上での発言などに惑わされず、ご自身の受験票を今一度確認するなどスケジュールの管理には充分に気をつけてください。
合格発表
合格発表は年が明けた2019年1月8日(火)の予定です。
キャリアコンサルティング協議会の受験案内には「※Web上では午前10時から」と明記されています。
清々しい気分でこの日を迎えられるよう、実技試験(面接)までの残りあと1週間または2週間、ラストスパートがんばってください。よい結果が出るよう心から祈っています!